「村上や」クリーミーな新食感かき氷が絶品！ 行列覚悟で山道を登れ

糸島にあるのは海だけではありません。
糸島市南部にある「白糸の滝」は、福岡県名勝の絶景スポット。
きれいで豊富な水を利用して、夏にはそうめん流しやヤマメ釣りもあり、避暑地として多くの観光客が訪れます。

その白糸の滝の近くにある「村上や」がお勧めしたいお店。
独自に開発した、まさに雪のようなふわふわかき氷が食べられるお店なのです。

白糸の滝源水を使用した氷は、氷そのものに味がついています。
繊細に薄く削られた氷はふわっとクリーミーで、「かき氷」というより別次元のスイーツと言いたくなる新食感。
口に入れると冷たさを残してすっと姿を消してしまう、はかなさもたまりません。

4種の氷から選べる絶品かき氷。
トッピングも色々あって、自分ごのみにオリジナルのかき氷を楽しむことができます！

山奥にぽつんとあるお店にもかかわらず、夏は行列必至です。
それでもぜひ食べてほしい！

お店基本情報

村上やへのアクセス

「村上や」は糸島市南部の山の上にあります。

超メジャースポット「白糸の滝」から3kmほどの距離にあるので、夏の納涼スポットから村上やへ行く人はとても多いです。

福岡市内からは、車で40～50分ほどのドライブコース。
今宿バイパスを糸島方面に向かい、県道573号線を左折。途中で県道12号線に切り替わり、基本一本道で南下していきます。

白糸の滝が近づいてくる手前になると、「かき氷」の手作り看板が道路わきに見えてきます。
Uターンをするように曲がる細い山道が、お店へのルート。看板を見落とさないように気を付けて。

ここからさらに細く、急な山道を登ります。
道路は狭いので、対向車がこないことを祈りましょう！

お店そばには、車高が低いと擦ってしまうのでは……と心配になるような急こう配の坂もあります。
運転はくれぐれもご注意ください。

村上やの駐車場

お店へ向かう道の途中に、数台停められる駐車場があります。
さらに、店を通り越した先に、もう少し広めの駐車場が3か所ほど。
坂の上の駐車場のほうが、広めです。

村上やの雰囲気はこんな感じ

入口は、手書きで大きく店名が書かれていて、独特の雰囲気があります。
お店の手前には水が流れていて、暑い時期には清涼感抜群です。

店内に入ると、とても天井が高いのに驚きます。
もとは何かの倉庫だったのでしょうか。少し殺風景な内装も味になっていますね。

白く塗られた壁、天井から明るい光が差す店内に、ゆったりとテーブル席が広がります。
向かって左側のテーブルは、半個室のようにブロック壁で区切られています。

壁には、いろんなところに個性的な魚の絵が飾られていました。

テーブルはシンプルな木のテーブルですが、都度しっかり拭き上げられていてとても清潔感があります。
エアコンも程よく効いていて、真夏でも心地よく過ごせます。

村上やで食べたもの

村上やでは、店内に入ると券売機で食券を購入する仕組み。
たくさんのラインナップの中から選ぶのは目移りして大変！

私たちは、比較的ベーシックなお勧め商品「いちご氷 あまおう」と、「まっちゃ氷 宇治金時」をオーダー。

食券をカウンターでお店の人に見せると、それをオーダーシートのようなものに貼り付けてくれます。それを持って店内のウェイティングスペースで待ちます。

その後テーブルに案内されると、持っていたオーダーシートが厨房に運ばれました。

しばらく待つと、やってきました！　やまもりのかき氷です。

いちご氷 あまおうは、白い氷に、赤い苺シロップ、足元にあんこが入っています。
さっそく溶けないうちにいただきます。

氷がものすごくクリーミー！！！
かき氷ですが、アイスクリームに近い食感。

氷自体に甘みが付いていて、まさに「白雪」のように繊細に削ってあります。
かき氷でイメージするザクザクした感じは全くなく、冷たい！　と思った次の瞬間にはふわっと口の中で消えてしまうのです。

いちごシロップは粘度が高くて、普通のかき氷のいちごシロップのように氷を解かさず、主役のフワフワ氷をそっとサポートする感じ。

続いて「まっちゃ氷 宇治金時」。

こちらも同じくしっとりふわふわの繊細な氷なのですが、食べるとベースの氷自体がほんのり抹茶風味。
色は薄いのですが、お茶の渋みも少し感じる味わいで、いちごに比べると甘さも控えめです。大人味。

全体に降り注いだ抹茶のほろ苦いトッピング、そしてしっとりしたあんことつるつるしこしこの白玉と併せると、最高の組み合わせ！

今まで食べてきたかき氷とは、別次元のかき氷です！
これは山の上まで足を運ぶ価値あり！！

村上やのメニュー

かき氷は基本4系統。
「ミルク・いちご・抹茶・ショコラ・コーヒー」のそれぞれの味の付いた氷がベース（ベースは各700円）。

基本の氷を決めてから、好きなトッピングを楽しむことができます。
トッピングは、練乳、あんこ、白玉、いちごシロップといったベーシックなものから、豆乳プリン、ロールケーキ、抹茶プリン、といったスイーツ系、キウイやパインなどのフルーツもあります（100円～400円ほど）。

種類が多くて、選ぶのが悩ましい！

また、毎年新商品もあるので、そちらも要チェックです。

甘いものだけでなく、なんじゃこりゃバーガー、ハムサンド、そうめんといった軽食もありますので、甘いものが苦手な方が一緒でも大丈夫ですよ。

※2017年8月現在の情報です。

村上やの混雑具合

私たちが行ったのは、夏休み時期の平日の11時半ごろ。
平日にもかかわらず、しっかり行列ができていました。

その後も続々と人が増え、お昼過ぎにはお店の外まで列が続いていました。
店内にもウェイティングスペースがあるので、外に人が並んでいる場合は、長時間待つ覚悟で並びましょう。

特に真夏の土日は、相当の行列ができると思われます。
2時間待ちのときもある、という情報も見かけました。

狙いめはやはり開店直後。
開店と同時に行ければ、スムーズに入れると思います。